お知らせ
2025.10.13
腰痛編その3(番外篇.腰以外の原因=腎臓・尿道結石、憩室)


憩室の図 尿管・尿道結石の図
腰痛といえば、椎間板ヘルニアや骨盤の歪みなど、背骨や骨格の問題が原因と思われがちです。
しかし、実は 内臓に由来する腰痛も存在します。ここでは代表的なものを2つご紹介します。
1 腎臓・尿路・尿道結石による腰痛
腎臓や尿路、尿管に結石ができると、激しい痛みを伴うことがあります。
その症状のひとつとして腰痛が現れるケースがあります。
私の経験では、
○ 施術後は一時的に腰が楽になる
○ しかし 10〜15分ほどで痛みが再発する
といった場合、結石が原因で腰まわりの筋肉が緊張している可能性が考えられます。
2 憩室による腰痛
憩室とは、大腸や小腸の壁に便のたまりやすいポケットのようなものができる状態を いいます。
憩室そのものは痛みを起こしにくいのですが、腸管が腰まわりの筋肉を刺激し、腰痛 を引き起こす場合があります。
結石のように激痛を伴うことは少なく、むしろ
○ 常に腰が重い
○ 慢性的な鈍い腰痛が続く
といった方が多く来院されます。施術によって楽にはなるものの、再び同じ状態に戻る ことを繰り返すのも特徴です。
3 施術者としての気づきと対応
施術を通して、結石や憩室の疑いがあると感じた場合には、私は必ず患者さんにその 旨をお伝えし、速やかに医療機関での診察をお
勧めしています。
どちらの原因も、進行すれば外科的な処置や手術が必要になることもあります。
単なる「腰痛」と思い込まず、背景にある原因をしっかり見極めることが重要です。
○ 腰痛には、骨格だけでなく内臓由来のケースもある。
○ 施術後にすぐ症状が戻る場合は要注意。
腰痛でお悩みの方は、身体の声に耳を傾けつつ、必要に応じて医療機関の診察も受け てみてください。
◆日常生活でのアドバイス・セルフケア
1 水分をしっかり摂る(結石予防)
結石の原因のひとつは尿の濃縮です。水分不足になると、尿が濃くなり、結石ができ やすくなります。
○ こまめに水やお茶を飲む(目安は1.5〜2ℓ/日)
○ 甘いジュースやアルコールは控えめに
特に夏場や汗をかきやすい方は意識的に補給することが大切です。
3 便通を整える(憩室予防・悪化防止)
憩室は便秘や腸内環境の乱れが関係するといわれます。
○ 食物繊維を含む野菜・海藻・きのこを意識して摂る
○ 発酵食品(納豆・ヨーグルト・味噌など)で腸内環境を整える
○ 適度な運動で腸の動きを促す
腸を整えることは腰痛の予防にもつながります。
4 腰まわりの血流をよくするストレッチ
内臓由来の腰痛でも、周囲の筋肉が硬くなって痛みを助長していることがあります。
○ 腰を温める(ホットタオルや入浴)
○ 軽いストレッチ(前屈・後屈を無理なく行う)
○ 腰に負担をかけない姿勢を意識(長時間の同じ姿勢を避ける)
特に「施術後は楽になるが、すぐに戻る」という方は、筋肉の緊張を和らげるケアを 習慣にすると良いです。
5 受診の目安
以下のような症状がある場合は、整体だけでなく医療機関の受診をおすすめします。
○ 激しい腰の痛みが繰り返し起こる
○ 血尿が出る
○ 腰痛に加え、発熱やお腹の痛みがある
○ 慢性的な腰の重さが改善しない
「ただの腰痛」と思わず、体からのサインを見逃さないことが大切です。
◆まとめ
腰痛の中には、腎臓結石や憩室など 内臓が関係するもの もある。
水分・食事・運動で内臓の負担を減らし、腰痛予防に努める。
気になる症状があれば 早めの受診 が安心。

憩室の図 尿管・尿道結石の図
腰痛といえば、椎間板ヘルニアや骨盤の歪みなど、背骨や骨格の問題が原因と思われがちです。
しかし、実は 内臓に由来する腰痛も存在します。ここでは代表的なものを2つご紹介します。
1 腎臓・尿路・尿道結石による腰痛
腎臓や尿路、尿管に結石ができると、激しい痛みを伴うことがあります。
その症状のひとつとして腰痛が現れるケースがあります。
私の経験では、
○ 施術後は一時的に腰が楽になる
○ しかし 10〜15分ほどで痛みが再発する
といった場合、結石が原因で腰まわりの筋肉が緊張している可能性が考えられます。
2 憩室による腰痛
憩室とは、大腸や小腸の壁に便のたまりやすいポケットのようなものができる状態を いいます。
憩室そのものは痛みを起こしにくいのですが、腸管が腰まわりの筋肉を刺激し、腰痛 を引き起こす場合があります。
結石のように激痛を伴うことは少なく、むしろ
○ 常に腰が重い
○ 慢性的な鈍い腰痛が続く
といった方が多く来院されます。施術によって楽にはなるものの、再び同じ状態に戻る ことを繰り返すのも特徴です。
3 施術者としての気づきと対応
施術を通して、結石や憩室の疑いがあると感じた場合には、私は必ず患者さんにその 旨をお伝えし、速やかに医療機関での診察をお
勧めしています。
どちらの原因も、進行すれば外科的な処置や手術が必要になることもあります。
単なる「腰痛」と思い込まず、背景にある原因をしっかり見極めることが重要です。
○ 腰痛には、骨格だけでなく内臓由来のケースもある。
○ 施術後にすぐ症状が戻る場合は要注意。
腰痛でお悩みの方は、身体の声に耳を傾けつつ、必要に応じて医療機関の診察も受け てみてください。
◆日常生活でのアドバイス・セルフケア
1 水分をしっかり摂る(結石予防)
結石の原因のひとつは尿の濃縮です。水分不足になると、尿が濃くなり、結石ができ やすくなります。
○ こまめに水やお茶を飲む(目安は1.5〜2ℓ/日)
○ 甘いジュースやアルコールは控えめに
特に夏場や汗をかきやすい方は意識的に補給することが大切です。
3 便通を整える(憩室予防・悪化防止)
憩室は便秘や腸内環境の乱れが関係するといわれます。
○ 食物繊維を含む野菜・海藻・きのこを意識して摂る
○ 発酵食品(納豆・ヨーグルト・味噌など)で腸内環境を整える
○ 適度な運動で腸の動きを促す
腸を整えることは腰痛の予防にもつながります。
4 腰まわりの血流をよくするストレッチ
内臓由来の腰痛でも、周囲の筋肉が硬くなって痛みを助長していることがあります。
○ 腰を温める(ホットタオルや入浴)
○ 軽いストレッチ(前屈・後屈を無理なく行う)
○ 腰に負担をかけない姿勢を意識(長時間の同じ姿勢を避ける)
特に「施術後は楽になるが、すぐに戻る」という方は、筋肉の緊張を和らげるケアを 習慣にすると良いです。
5 受診の目安
以下のような症状がある場合は、整体だけでなく医療機関の受診をおすすめします。
○ 激しい腰の痛みが繰り返し起こる
○ 血尿が出る
○ 腰痛に加え、発熱やお腹の痛みがある
○ 慢性的な腰の重さが改善しない
「ただの腰痛」と思わず、体からのサインを見逃さないことが大切です。
◆まとめ
腰痛の中には、腎臓結石や憩室など 内臓が関係するもの もある。
水分・食事・運動で内臓の負担を減らし、腰痛予防に努める。
気になる症状があれば 早めの受診 が安心。