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2025.09.24

腰痛の悩みその2(椎間板ヘルニア)

腰痛編 その2(椎間板ヘルニア)

 

前回(その1)では「脊柱管狭窄症」についてお話しました。
今回は、腰痛の中でもとても多い 椎間板ヘルニア についてです。

 

椎間板ヘルニアってなに?

背骨と背骨の間には「クッション」の役割をしている椎間板があります。
その椎間板が、グッと押し出されて本来の位置からはみ出してしまうのが 椎間板ヘルニア です。

飛び出した椎間板が神経に触れてしまうと、腰の痛みや足のしびれを引き起こします。
ひどい場合は麻痺のような状態になることもあるのです。

 

どんな症状が出るの?

腰の痛みだけでなく、
〇 お尻、
〇 太ももの裏(ハムストリングス)
〇 ふくらはぎ
〇 足の裏
まで痛みやしびれが広がります。

 

重い症状になると、

「どんな姿勢でも痛い」
「痛み止めも効かない」
「歩くのも数歩でうずくまってしまう」
「痛みで眠れない」

そんなつらい状態になることもあります。

 

どうして椎間板は飛び出すの?

一番の原因は、椎間板の「弾力」がなくなってしまうこと。
弾力が落ちると、ちょっとした圧力でも耐えきれず、外に押し出されてしまいます。

弾力をなくすきっかけは…
〇 睡眠不足
〇 水分不足
〇 疲れの蓄積
〇 ストレス
など、普段の生活習慣も大きく関係しています。

脊柱管狭窄症は高齢の方に多いですが、椎間板ヘルニアは 若い方でも起こりやすいのが特徴です。
特に運動中や、無理な姿勢で重い物を持ったときなどに発症することがあります。

 

病院と整体、それぞれの考え方

病院では、
〇 手術(飛び出した部分を切除)
〇 リハビリ

〇 温熱療法や低周波治療
といった対応が行われます。

 

一方で整体では、
椎間板を元の位置に戻す
弾力を取り戻す
ことを目指して施術を進めていきます。

 

繰り返し施術を行い、同時にセルフケアのアドバイスもしていきます。

 

痛みの本当の原因は?

実は、椎間板ヘルニアそのものが痛みを出しているのではなく、まわりの筋肉が緊張して神経を圧迫していること が多いんです。

だから、筋肉の緊張がゆるめば、痛みはかなり和らぎます。
ただし、この時点では「治った」わけではないので、油断すると再発することも…。

よく言われる「爆弾を抱えている状態」ですね。
ですから、 痛みがなくなった後こそ本当のケアが大切 です。

 

私自身の体験

実は、私も椎間板ヘルニアを経験しました。
そのときは1ヶ月寝たきりになり、違和感なく歩けるようになるまで半年近くかかりました。

病院にも行きましたが、「これは自分で努力しないと治らない」と感じ、セルフケアを工夫しました。
今では普通に生活でき、走ったり、趣味の釣りで重い荷物を背負っても平気になりました。
(※これはあくまでも私自身の体験です)

 

まとめ

椎間板ヘルニアは若い人から高齢の方まで、誰でも起こる可能性がある症状です。
でも、あきらめる必要はありません。

正しい施術とケアを続ければ、改善への道はしっかりあります。
腰痛やしびれでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。